2019年1月24日木曜日

シドニー5〜6日目





5日目

昨日の怠惰を改めるべく、朝8時からヨガクラスに行く。

BodyMindLifeというスタジオ。
sydney, yoga, openclassで一番最初に検索にヒットしたところ。
ヨガ、ピラティス(マシン)、サウナが併設されているスタジオだった。


ヨガはオンライ決済で$26+マット$2そこまでめちゃくちゃ安くはないけど、きちんとしたところでスタジオがかなり広かった。
周りを気にせず気持ちよく動けた。
参加者は10人弱で妊婦さんが2人。

かなり背骨周りが凝ってた。
緊張して歩いてるんだろうな。

ヨガは世界どこでもだいたいやってること同じだから助かる。



昨日とは打って変わって風が強くて曇っていて肌寒い。
しかしあくまでもキャミソールの人たち。



土曜日のフリーマーケットに行ってみたかったので、
まずはパディントンマーケットに。

バス初乗車。
Google Mapさんはすごいね。オフラインでも一応場所それっぽいところは教えてくれるんだね。

そのあとグリーブマーケット。
どちらのマーケットでもやはり人気は手作り?アクセサリーのような感じで、
都内でよく観るハンドメイドアクセサリーマーケットのまさにあれがそのまま。
どこでもみんな好きなものは同じだねぇ。







服装とか衣料品で言えば、
UGGには中国人の店員さんが非常に多い。
スニーカーショップも同様。
これは日本でもそうか。


なによりシドニーは、お店に入って挨拶して、すごい高速でおそらく「見てるだけよね?何か手伝い必要なら言って」的なことを言っている。と予想しつつ、笑顔でいれば許してくれるのがいい。
着てるものすぐ褒めてくれるし。


コンテンポラリーアボリジニ絵画を展示してたギャラリー
Oxford St. がちょうど見てて楽しかった。
表参道とか中目黒くらいではないかと。(しかし後日ここにある店の多くから街中のストランドアーケードの中にあった)

古着屋の多いNew Town駅周りも行ったが、
古着屋はどこへ行ってもやはり古着屋だねと再確認する。







3回目の訪問Carriage Worksという劇場で、"The weekend"という作品を観る。
モンゴル人女性の一人芝居、たまにダンスあり。

蒸発した旦那と、お腹を空かせる子供の間で、それでも生きていく私!ていう感じの。

あれだけ動いててもさすが痩せはしないんだね。笑
顔だけ見てたらおじさんに見える。
細い棒の上にしつらえられたタンクのような身体からのびる長い手が不思議なダンスを踊ってた。

例によって悔しいことに英語を理解しきれずほぼ細かい内容はわからなかったけれど、ラストシーンの熱量に心動かされた。
圧倒的悲劇だけど、どこかクレバーでそれでもぎりぎりのところで生きている感じ。
女の強かさみたいなものが全身から、はち切れんばかり発散されてた。





 Carriage worksではNick CaveによるUNTILという個展が同時並行で開催されていた。

エントランスを入るとキラキラと回転するモビールが場内に溢れかえっている。

モーターで回っているらしい、風に吹かれた様に回るミラーが作り出す幻想的な世界は今まで見たことのないような景色だった。

ずっと見ていられそう。
椅子があればよかったのに、意図的になのか椅子はない。
流石に床座ってる人が見当たらなかったのでやめておいた。


同じフロアには空中に浮かぶ島のような大きな作品。

下から見ると透明のビーズで作られたシャンデリア、梯子から登ってその島の上を見ると、アンティーク雑貨が所狭しと並べられたノアの箱舟の中のような世界。




奥には全長50メートルくらいありそうな部屋一面にプラスチックビーズで作られた絵。
クレイジー。
作者と17人の人たちが一生懸命作ったらしい。
ただただクレイジー。


なんで?もここまでくると狂気で、その狂気が美しい姿をしているともう何もいえない。アーティストってすげー。
小さい単位のものの集合によって生まれるエネルギーが圧倒的。



























公園で寝てたら近寄ってきた鳥
それにしても、
刺激に慣れて来たのか、初日や二日目ほど、色々な出来事に驚いたり意味を見出さなくなって来ている不思議。

初日は公園にいる鳥にすら激しく興味を寄せていたのに。
刺激になれるの早すぎる。居心地よすぎるし馴染みすぎている。






6日目

飛行機で色々教えてくれたおじさんの隣に座ってたお兄さんが、もしよければとメアドを教えてくれてたので、ランチに行った。


海の見える入江の眺めの良いテラスのレストランに連れて行ってくれた。
いろいろ教えてもらった。備忘録。


シドニーフェスティバルは10年くらいまでは無料だったこと。
お客さんに若い子たちが少ないのは、お金がないから。
ただこの後みた“Pigalle”は若い子にも人気があると思うとのこと。

パートタイムジョブの時給はなんと20ドルくらいが平均。
保険や休暇の保証のない働き方だと時給が×1.25になる。
住宅事情は日本とそんなに変わらない。
平均的な2ベッドルームの家を買うなら5600万くらい。
最近若い人は都心より郊外に大きな家を持つ方が人気。
イギリスとアメリカで暮らすオーストラリアンも多い。イギリスの方がヨーロッパ旅行に気軽に行けるから人気らしい。
Duolingoという語学学習アプリが面白くて、彼のルームメイトが日本語を勉強している。

フィッシュ&チップスはだいたい高い。
信号機のボタンは説明してくれたけど理解できなかった。たまに反応してくれるみたいなこと言ってたか。
Oxford St.は昔ゲイとレズビアンが多い地域だった。

シドニーの新学期が2月で、日本でいう桜の代わりに紫の花(名前忘れた)がある。
彼は大学でITを勉強したのち弁護士になっているが、弁護士になるのに試験はなく、実務経験入れて6年かかった。
ハイドパークを見下ろすビルがオフィスだということ。
そしてゲイ。ああ。ここでもか。





ハイドパークにあるシドニーフェスティバルのメインパビリオンのテントで“Pigalle”というキャバレーを見た。

案内のお姉さんが運良くT字舞台の窪み一番前の席を案内してくれたので、かぶりつきで見た。

パフォーマーの人たちが目の前でキラキラ輝いて踊ったり歌ったりする姿を見て、純粋に感動して泣いてしまった。
人が全身全霊で何かしている姿、それを照らす舞台はやっぱりいいね。
浅草のロック座で感動したのを思い出した。

笑ったのは火のついた棒でパフォーマンスするお姉さんが、いきなりブラジャーを脱いだかと思うと、乳首のところに紐で吊るした着火剤がついていて、それに火をつけておっぱいを揺らして火の玉をぐるぐる回してたやつかな。最高だった。

他にもエアリアルやコンテンポラリーダンス(岩渕貞太さんみたいだった)、それからディーヴァの唄。爆音で流されるちょっとレトロなダンスナンバー。
とにかくただただ盛り上がる最高のショーだった。


今回のフェスティバルでチケットを取っていたパフォーマンスはこれが最後。

・“Biladurang” /ダンス
・“The Chat” /実験演劇
・“Dear Woman”/ 一人芝居
・Jonathan Bree /ライブ
・“HOME” /フィジカルシアター
・NAKHAME /ライブ
・“The Weekend” /一人芝居
・“Pigalle” /キャバレー

以上。
滞在は残り1日。

2019年1月18日金曜日

シドニー3〜4日目 街散策と舞台×2,ライブ×2感想

馬渋滞発生


3日目の午前中、街を散歩する。

目指してたところがあったんだけど、行ったらなかった。
仕方なくベンチで休憩してたら快活そうなおじいちゃんが話しかけてきた。
おそらくリタイアした?ふらふらしてる感じの人。






私がアートに興味のある旅行者だと知ると、
現代美術館は観たか?と訊いてきた。


その中にあった映像作品、
様々な伝統的なダンスの映像に、女性のダンサーが全く同じ動きをしている画が重なっているものがあって、面白かったねと盛り上がった。
おじいちゃん3回も見に行ったって。


現代美術館は無料で、寄付を募っている。

フェスティバルの客席も年齢層が割と高く、客席で爆笑して楽しんでいるのは割と高齢の人たちのイメージ。おじいちゃん曰く、若者は芸術とかあまり興味がなく、目先の楽しさばかりエンジョイしてると嘆いていた。




昨日見た現代美術館、
何が足りたい気がしたのかなぁと考えてふと思い出した。


バンコクの現代美術館で観た、国王の顔を題材に50人以上のアーティストが作品にしてた展覧会、あのクレイジーさだ。
展覧会の会場であんなに興奮したことなかったものなぁ、あれはほんとに楽しかった。


これも国王じゃん!
お!これも国王じゃん!王妃も!
お?これはなんだ?
やっぱ国王じゃん!!おおー!!
てなったやつ。


信仰心というか、思いの強さというか。






"Dear Woman"というほぼ女性一人芝居90分てのも観てみた。

しかしダメだった、またしても言葉を追えず撃沈。
日中散々その辺を歩き回ってからの着席だからどうにもね。


東京観光に来た外国人が、日中の都内観光のあとアゴラで青年団の芝居を観る感じと言ったら理解してもらえるだろうか。
最後にちょっと出てきた裸の男性の息子さんを切り取る描写はなかなか。なかなかだった。目が覚めた。


女優さんの芝居がものすごく良いことはわかる。
それを見てひゃー!と声をあげたり、爆笑したりする客席のおばちゃんたち。





対面で会話するときは分からない言葉も想像と勢いで補えるけど、
言葉から頭の中で想像しないといけない演劇はまだ私にとってハイレベルだった。

なんかまだ演劇作品観る気がするけど大丈夫か。









そのあとはJonathan Breeのライブ。

ホテルから近いから小銭と携帯だけ持って行ったら身分証を見せろと。

チケットの確認もしたりしなかったり信じられないくらい超雑な割に、年齢確認のガードだけは固い。
上の人が出てくる事態になってしまった。









Jonathan Breeがどんな感じの音楽か知ってる人は驚かないと思うけど、
出演者全員が白い覆面でダウナーな音楽、背の高いリードボーカルは直立で不動、
あまりにもやる気のなさそうな感じに見えたのか、
バックダンサー(これまたイライラするくらいだるそうに踊る2人。なのに一応振りは間違えない)が曲中の演出でお客さんに向かってカメラのフラッシュを焚いてバシバシ写真を撮り始めたところで結構な人数が席を立って帰っていった。





これまた、意外とおじさんおばさんやら年齢の高い人が多く、帰っていったのも割とそういう人たちだった。

結局その後もパラパラ人が帰っていき、2割くらいは最後いなかった気がする。

私的には生で聴けて満足だったけど。














なんとなくいくつか作品を観てみて、ドメスティックなフェスティバルなのかなと思う。
お客さんに観光客が少ない気がする。








4日目、ついに寝坊して朝ごはんに間に合わなかった。













マチネ公演を観るために埠頭近くの劇場へ。

"HOME"、USの作品らしい。





何もない黒い舞台に、男性が1人。
そこに2LDK2階建ての家を建組み立てる。木枠から家財道具が運び込まれ、台所ができ、ベットが運ばれ、トイレも洗面台もできていく。


少年とおばあさんを含む7人の出演者が入れ替わり立ち代り部屋の中で日常生活を送る様子。

セリフはない。
スムーズに無駄なく動いてるけどダンスでもない。(デラシネラのような見所もない)



驚いたのは後半、
パーティを始めるよう。


そこで少年が、客席から一人の女性を舞台に上げる。小声で何かを指示している。
インターホンを押すマイムから始まって、そのお客さんはパーティの一員として組み込まれていく。


この人がなかなかノリの良い人で、動揺がお客さんの笑いを誘ってどんどん盛り上がる。
その後、一人、また一人と客席から観客が舞台上に上げられるおそらく小声で何をするか指示を出しているけど、驚くほど違和感がない。

最終的には前列の30人くらいの人たちにグラスが配られワインが注がれ乾杯すことになる。

その間に客席では電球の連なった飾りを客席上部から吊るすということで、観客皆で協力してその飾りを移動させたり持ち上げたり。

おそらく舞台に挙げられたのは20人くらい。
最終的に考えてみれば最初の人は仕込みだったかもしれないし、どこからどこまでが仕込みなのか考えるのを途中で諦めたけど、

突然舞台に上げられて動じる人がいないのと、皆役者だなぁと。

そして終盤には観客の2人が舞台上で自分が子供の頃住んでた家について話をさせられてた。
指示された瞬間の驚いて嫌がる感じ、おそらくまじでその場の指示なんだろうけど。






終演時
アメリカの作品ではあるけれど、なんにしてもこれはもう、文化とか環境の成すものもすごく上手に計算に入れた演出なんだろうな。


まじか、の連発だった。
改めて、観客参加型で本当に観客が参加してるのね。










このフェスティバルに来てみたかったそもそもの理由は、
TEDでブロードウェイの演出家がシドニーフェスティバルが面白いって話してたから(下記URL)


観客が一丸となって作品に参加してる、面白いフェスティバルだと。
たしかに。


https://www.youtube.com/watch?v=4rttG3xyHcw


見返して観ると2012年の動画だったのか。
6年前か…








夜はNAKHAMEという、南アフリカ出身の男性でお姉さんのシンガーのライブ。

昨日は着席だったのに、今日はオールスタンディング。
せっかくパスポート持っていったのに、今日はID確認なし。







これはもう、ノリノリで聴いた、楽しかったの一言。

自分の前に立ってたお姉さんがだいぶ踊ってた。
一緒におどろうぜーって声かけようかと思ったけど、流石に勇気でなかった。
まぁその後ろで負けじと動いてはいたけれど。

2019年1月16日水曜日

シドニー1〜2日目 写真とシドニーとフェスティバル作品2本の感想など





シドニーへ初めて来たのは中3の修学旅行のとき。

ホームステイをした。
ホストファミリーがクリスチャンで教会に何回も連れていかれ、ブドウジュースとクルトンを片手にゴスペルを聴いたのは衝撃だった。


ほかの子たちはやれプールだのショッピングモールだの連れて行ってもらってるのに、教会漬け。
今だったら貴重な体験ができたと思えるだろうけど、中3の時には分からなかったな。

毎朝出されるオートミールの味も然り。
そんなオーストラリアの思い出。





飛行機の中でそんな話をして仲良くなったおっちゃんが「シドニーは暑いから覚悟しろよ〜」と言ってたけれど、正直そこまで暑くない。
風が強くて肌寒い。これは暑いうちに入らんよ。

それでも肌の80%は露出してる強者たち。
私も浮かれ気分で限りなく薄着のものしか持っておらず、上着も持ってない。
仕方なく洋服屋さんで上着を探すものの、カーディガン的なものが全く見当たらない。










到着した夜は、ダンスを観た。
Biladurang」という作品。



男性ダンサーのソロ。
「自分は何者なのか?」ということをテーマにホテルの一室で踊る。


定刻にホテルの部屋の前に20人ほどが集合し、スタッフから公演の説明を受ける。
その後、観客の1人が部屋をノックするところから始まる。

ダンサーと握手をし、黒いガウンを渡され、部屋の中に無造作に並べられた椅子にかけるよう言われる。
その後シャンパンを開けてみんなで乾杯すると、ダンサーが話し始める。

徐々に彼の言葉はダンスに変わったり、また言葉に戻ったりしながら進んでいく。


バスルームでの彼の様子をモニターで見たり部屋の中を移動させられたりペアで踊らされたり、
終盤には観客の数人にハンドマッサージをしながら、自分のルーツはなんなのか聞いたり。

そしてそれをみんなで共有する。
なんとも不思議な時間だった。

Biladurang TEASER


ハンドマッサージを受けていた人たちの生い立ちが揃って結構刺激的で、仕込まれたかのように紆余曲折がすごい。
限られた空間とはいえ、他の人たちが見ている中で赤裸々に、そしてすらすらと自分のことを話す姿に驚いた。





ここには「自分は何者なのか」ということを探している人たちが多いのかな、という印象。


2日目に行った現代美術館にて、
パフォーマンスアート(なのか?折り紙つきの舟をひたすら折るという参加型のもの)を見たときのこと。

説明してくれたアジア系の女の子はベトナムルーツのオーストラリア人らしい。
私が日本人だと分かると、たどたどしい日本語でも話してくれた。

なぜ日本語が分かるのか訊いたら、
大学で日本語を少し勉強したと。

なんで日本語なのかと訊いたら、日本の伝統文化に興味があったらしい。
昔のものがずっと続くことがどういうものなのか興味があったと。

日本の文化は長く続いているけれど狭いし多様性が無いと言っても、そんなことはないよと。
優しそうな目が少し悲しげに見えた気がしなくもない。






2日目の夜は「The Chat」という、ジャンルは何になるんだろうか、
実験的なパフォーマンスを観た。

出演者は作者の2人と懲役刑を受けたのち更生施設にいる人たち。


そのうちの1人、おじいさんの元囚人。その人が更生しているか否かを観客がジャッジするということらしい。

この囚人のおじいさんが厄介で、オーストラリア訛りな上にもごもご喋るので悔しいことに何を言ってるか全く理解出来なかった。
この作品のタイトル、チャット、そのおじいさんと作者のトークが1時間くらいあったものだから記憶が飛びかけてる。



驚いたのはラスト。
さて話が終わったところで、ではこの人は更生しているか、今からみんなで話し合いましょうと。

すると全員が口々に隣近所の人たちと議論を始める。
近くのおばさまが私にも質問してくれた、あなたはどう思う?と。

最終的に選ばれた数人が多数決でおじいさんへのジャッジをした。
更生している、という判断になった。






これ、自分が普段いる環境でこんな演出をすることをまさか思いつくだろうか?
観客がこんなノリノリでチャットしてくれるって想像できるだろうか?

観客参加型作品に本当に観客が参加している。





1日目のダンスを観たあとにエレベーター前で待ってたら、一緒に観ていたおばあさんが当たり前のように話しかけて来た。
どうだった?と。

とても興味深い作品で楽しめた、自分もダンサーでと話したら、ダンサーに挨拶して写真を撮りましょう!と。
感想をダンサー本人に話す機会をもらって、写真を撮ってもらった。

たどたどしい英語でなんとか感想を言ったけれど、帰り道、ああ言い方が足りなかったと反省した。
言葉とダンスがミックスしてて面白かったと言ったけれど、あなたの身体の動きから言いたいことが伝わって来た気がしたと言うべきだった。



フライトの前成田の本屋で、
受けれてて何か景気付けにと珍しく自己啓発の様な本を買った。

元陸上選手の為末さんが選手時代のメンタルについて書いた本。

自分の思い込みで判断するな、限界を自分で決めるなと。
“できない”ことがあったとしても、それは”慣れてない”だけ。

というわけで、調子に乗っていろんな人に話しかけている。




同じ英語圏でも、シドニーはニューヨークほどギラギラしていない。

ニューヨークでカフェで呪文のように何度も言われた“Here? To go?”
理解すればなんでもない言葉だけど、怖かったなぁ。


シドニーは夏季休暇中なせいか街も人もいい意味でのんびりしてて、悪い意味で上昇志向がなさそうな。
現代美術館で若いアーティストの作品展を見たけれど、なんというか、何かが足りない気がした。
アボリジニの作者を珍重していた。









ニューヨークで感じた、MOMAのドヤ感、高さを競うビル、できないやつは切り捨てる感。
一方、セントラルパークよりひとまわり小さい街中の四角い公園の中でぼーっとして、英語ができない私にフレンドリーなシドニーの人たち。



飛行機で一緒になったおっちゃんは、
イギリスよりアメリカより、やっぱりオーストラリアが一番だよ!と言っていた。

なのに、シドニーでのおすすめのご飯は?と聞いたら、隣のにいちゃんと頭捻ってたのは笑った。