2014年2月25日火曜日

allele 2回目が終わって深夜

絶賛月1で公演中のallele。

2回目が無事に終わりました。
いや、あんまり無事でもなかったかな笑
本番中に床の金具に足を思い切りぶつけたらしく少々流血しましたね。
終演後客出しの時に指摘されて気づきました。
でも最近ムキムキになってきたので大丈夫です。

打ち上げして、さっき終電で帰ってきました。
本当は見にきてくれた方々にそれぞれお礼の連絡をするのが先決なのですがそれは明日ゆっくりということで、
なんだか今、まさに考えてることを書き出したくなって日記を書きます。


2回の本番を終えて今、完全にネタが尽きました。

ここからが勝負だと思います。

やり尽くした先に行かなければいけません。
やり尽くした先に行くには、まずやり尽くさなければなりません。


稽古で良い感じに踊れた日があるとします。
しかし次の日の稽古で、昨日良い感じの内容をトレースしようとすると絶対にうまくいきません。
何度も何度も失敗しました。
上手くいった日こそ、翌日それは捨てるべきなのです。全て真っさらに忘れてやるべきです。
上手く行ったものを捨てるのは惜しいし、それを高めたら良いのではないかって揺らぎます。
でも、良い感じに踊れたということは経験として蓄積され身体に残っています。それがいつか身になるのだと思います。

最近はそういうスタンスなので、昨日上手く行った構成を翌日にまず疑って否定してみます。

こんなに即興ばかりで踊っていると当然、動きの癖もあるし限界を感じたり飽きがきたりします。
でも、それでも我慢してひたすら踊るとふと、ほんの些細なところで今まで経験したことのない動きが自分の身体で実現するのです。
本当に、ほんの少しだけ。ミラクルだ!ってちょっと自分で興奮してる。


誰もやっていないダンスを、誰よりも上手に踊っている自信があります。

でもやっぱり、芸術は誰かと比べるものではないと思います。
しかしながらそれは、どれだけ本人が深みにはまってそれを突き詰めたか、そこから始めて価値が決まる気がします。その点では相対評価ではなく、絶対評価です。

相対評価は、例えばまだ突き詰められていない段階、突き詰めていく段階で行われるものだと思います。評価軸は単一です。
絶対評価は、評価軸が評価するものの分だけあるのです。
どちらが良いとも悪いとも言いたいわけではありません。


なんとなく、
ダンス踊ってる、とか、舞台やってる、とかじゃなく、
芸術として、きちんと作品を作りたいのです。
同じに聞こえるかもしれませんが、というかほぼ同じなんですが、
ダンスや舞台の実際の現場では芸術という言葉はなんかどストライクすぎて恥ずかしいというか小難しくてむずがゆい感じなんです私だけかもしれませんが。
上手く言えない。

芸術という言葉に付かず離れずえもいわれぬ魅力を感じてここまできた気がします。なんですかね、大学の進路を選ぶときに芸術という言葉でふるいにかけていたあの感じ。

踊る私そのものをきちんと形にしたいのです。



というわけで昨夜これ打ちながら寝落ちしました。
今日も梯子仕事です。

さぁ3月いくぜ。