2012年4月4日水曜日

しんねんど

さて、新年度です。

会った人には話していたのですが、改めまして、
私、院卒業出来ませんでしたー

修了制作観ていただいた方には、賛否両論、勿論良い評価も頂いたのですが、いかんせん指導教授である勅使川原さんが"作品"として認めてはくれませんでした。
自分としては今までとは違った方法での作品制作に取り組めたこと、締切という意味での自分の作品の達成具合には納得しているし(もちろんつまんないものを作ったとはさらさら思ってないし)、その上でどうして「作品になってない」という評価を勅使川原さんから受けたのかもようやく納得出来るようになりました。

というか物凄くたくさん反省しました。何がどうしてダメだったのかたくさん考えました。
反省して納得するまでにまぁ、2ヶ月掛かりましたがね笑
最近になってやっと、あれです、失恋から立ち直れた、みたいな感じですね。


評価基準としては相当高かった、というのは他の教授からも言われました。
作品制作なんてお荷物は普通すんなり卒業させるものね。
というのは、作品制作に関しては特に、何が良くて何が良くないか、誰の目にも明確な基準がないということ。
点数を争うテストでは無いのだし、審査員の主観的な感情がゼロであるという保証もない。ただ、勅使川原さんの中に物凄く明確な合格と不合格の線引きがあるということ。
その基準がそんなに甘いものだとは始めから思ってないし、だからこそあれだけの作品を作る方なのは重々承知しています。
それだけ自分にもかなり厳しい方だし、当然他人にも厳しい。ダンスという土俵であれば尚のこと。
なんだろう、そこまであの人に入れ込むのも変態だろ、とか言われそうだけど、そう思ってみるのも面白いからいいじゃない、と思うし、私なんて虫ケラのように扱ってくれるだけでっかい人だってことです。


というわけで今日、改めて作品制作をしたいです、という方向で、指導教授の先生と話をしてきました。
「どうして不合格という評価を受けたのか」という質問に対する2ヶ月分の反省をさんざん喋り、喋っていたら次に自分がどうすべきであるかが自然と口をついて出てきました。
喋ってから、私そう思ってたのね、って知りました。ばらばらに考えて居たことがきれいに繋がりました。不思議です。
自分に足りないと分かったこと、それを新たにどこまで自分に付け加えることができるか、勝負です。

ただ作品を量産したいわけじゃないし、ただ踊っていられりゃいいというわけでもない。
自分なりに一つづつ進化していける自信がなきゃやる意味が無いんだもの。
だけど飛躍を夢見るんじゃなくて、ただ地続きになっているすぐ隣の現実へ自らの意志で足を進めるしかない。


卒業できないんだったら退学してやるー!!とか粋がってたけど、冷静になってとりあえずまだ退学はしていません。
「退学はいつでもしてもらって大丈夫だからねー」と先月さらっと事務の人に言われました、
だけど今日学生証の更新に行ったら、頼んでもないのに用意されていた学生証と速やかに交換されました。

実際、退学とか留年とかどうでも良くて、利用出来るものはなんでも利用して、
一つづつ確かなものを積み上げて健康的な方法で、納得してきちんとダンスが作れれば良いんです。
それが出来る環境に居られるなら、ラッキーってことでありがたくそうします。
それが一番私がしたいことだし出来ることなので、そうします。


というわけでこの際、いろんなものを見るためにちょっとばかし海外へ行ってみようと思っています。この際!笑
5月に少しだけ行ってきます。
最近、人生で初めて、旅行行くために貯金をする、ということをしています。
今月はひたすらバイトします。



新年度オリエンテーションは急遽中止になり、友達と暴風凌ぎで数時間、さんざん喋りました。
小難しい話から下衆な話まで、どうでもいいこともどうでもよくないことも、これ以上話題がねぇよってくらい話すと、だいぶ風通しが良くなるみたいです。

というわけで、たくさん話した勢いで洗いざらい書いてみました。

0 件のコメント:

コメントを投稿