2012年6月23日土曜日

身体の音楽(リズム)

例えば、
歩くとき、右脚と左脚が交互に前へ出る。
右脚と左脚しかないんだから、二本の脚を交互に前進させる。
反復。それはリズムになるかしら。

歩くリズム、
躓けば、リズムが変わる。


運動は振り子と同じ様なもので、もしくはやじろべえみたいに、一つの中心(それが何処にあるかは人次第だけど)を軸に調整してるし、運動は放出のみをしているわけではない。
回収(調整)をしている、
踏み出した一歩の為に、後脚が地面を押して重心を移動させる。
じゃなきゃ前方に放り出した脚は、自分のところに戻ってくる。
放り投げたブーメランが戻ってくる様に、身体に繋がれた身体(中心を持つ身体/有限な身体)は投げ出した後必ず戻ってくる。

その中心が背中の真ん中に在ると云う人も、お臍の下辺りに在ると云う人も。
異なる2つの身体の何処に重心があるか探って、重心の重なる位置が見つかればリフトは楽(いや、当然下の持つ人大変だと思うけど!上は楽だ)


投げ出した腕が"放出"のイメージを見せるとしたら、投げ出しと戻しのリズムを変えている。
さらには、投げ出した腕とは反対側の脚がブレ無く踏みとどまる、
見せ方の技術。
ただ腕を放り出しても、放出のイメージにはならない。


運動は円環。
必ず戻る。
クラシックバレエが顕著。形でそれを実行する。
それがずれて行くコンテンポラリーダンスは、重心(中心)と運動の±で成立する。
そして重心は必ず点ではなく、線や面の場合もある気がする。
だけど運動は必ず戻る、だって身体は有限だから。
例え1と0を綺麗に繰り返さなくても、大きく捉えれば0に戻る。

戻る、そして繰り返す。
呼吸とか、も。


昔レベルの違うダンサーたちのユニゾンの振りを作る時に気がついたこと。
形を振りつけるんじゃ無くて、運動(リズム)を振りつければ良いんじゃないか?って。
昨日ユニゾン見てたら思い出した。


だけど一つの身体の中でもそういうことはあって、
運動はリズムを作る。

逆はまだ謎だ

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