2012年6月1日金曜日

六月

長旅から帰ってきました。
意外と死にませんでした。普通に行って、普通に帰ってきました。

帰ってきて、いろんな人と話をして、少しずつこれから何が出来るのかが分かってきます。
行っていたときよりも大分思考がクリアになってきました。

一人で行っていたので当然、現地で自分の考えを人に猛烈に話すことはあまりしていなかった分、帰ってきて会う人に話をしていると、何を考えて何を話そうとするのか、その中で自分が何を考えて過ごしていたのかが分かってきた気がします。
思うよりたくさんのものを見て、たくさんのことを経験したんだと帰ってきて実感します。

でも3週間でこれだけのことがあれば忘れることも多くて、もはや自分の日記を読み返しながら「ああ、そんなこともあったな」なんて思い出す感じ。
日記書いといてよかった。


一言で感想を言えば、楽しかったー、とか、面白かったー、という話だけど、
そんな言葉では集約できないくらい、むしろ淡々と舞台を観て日々を過ごしました。
人とわいわい過ごして楽しい、とは訳が違うのだけど。喋ってないし。喋れないし。

最後に飛行機で話しかけてきたカナダ人の兄ちゃんにはもはや、「私リスニングできないから紙に書いて!」ってコミュニケーション取ってたし。
愛想と笑顔のコミュニケーションにも限界がある。



日本で考えているよりも遥かに、ベルリンもブリュッセルも芸術がとても成熟していて、
旅行に行った人のお決まりの展開だけど、自分がぐちぐち考えていたことがすごくどうでもよくなったことと、ぐちぐち言っている周りの状況すらどうでもよくなったことと、もっと単純にやりたいことをやればいいのだなーとすっきりしました。たぶん。
すくなくとも今まで私に足踏みさせた何かが、踏みとどまるに値しない程度のものだと、分かっちゃったー


卒業できなかった傷心旅行だ!とか言っていたけど、
むしろ私のこないだの作品は我ながらやっぱいい作品だったと、ただもう少し詰めるべきところが分からなかっただけ、知らなかっただけなのねと向こうでふと思っちゃったのよね。笑

だからまた作る。踊る。
やっぱり私にとって舞台は、いつ何時も大切なものだし大好きだし、まぁ生まれてこの方そんなことしか考えてこなかったんだし、もうそれしかやることないよね。しょうがない。
稼げないんだよねーとか、そういう、捻くれてる場合でもない。

腹据えて、もっと死ぬ気で勉強しようと思った。それでどうなるか知らないけど。

とりあえず英語とか。。


さて、どうしても読みたくて買ってきた英文の学術書を読むにする。

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